傷病―診察・入院・手術・通院―克服記(5)ドライアイ


平成18年の秋冬の頃、目が乾く・目がかすむ・目がゴ

ロゴロ・目がショボショボ・目が痒い・目が疲れる・目

が痛い、身体を酷使していないのに頑固な肩こり・首が

固まる・背中がこるなどで悩まされていました。



最寄りの眼科医院で検査した結果、ドライアイでした。



冬の季節は空気が乾燥している上に、エアコンなどの暖

房機使用で部屋の空気が乾燥し、肌だけではなく目から

も水分がうばわれます。



涙は目を守るバリアのような働きをしており、乾くと目

の乾きや疲れを感じるようになります。



ドライアイは目の粘膜の肌荒れのような状態で、誰にで

も発症しうる病気です。



調べてみたところ、ドライアイ患者は国内に800万人

いると云われてます。



目の表面は涙に覆われてツルツルしていますが、ドライ

アイになると目の表面が乱れます。

そのために物がはっきり見えなくなることがあります。



加えて、目がゴロゴロする・涙が出る・光がまぶしい・

目ヤニ・充血などもあります。



主な原因は、涙の減少・成分の変化、まばたきが少ない

涙が蒸発する、コンタクトレンズ、アレルギー性結膜炎

紫外線、などです。



歳をとると涙を分泌する能力が低下するため、涙の分泌

量が減ってしまい涙の流れや排出が悪くなり、目の表面

に老廃物がたまりやすくなります。



まぶた裏の腺(マイボーム腺)からの油の分泌が低下し水

分が蒸発し,ドライアイを引き起こすことになります。



5Kg以上もある頭を身体の中心から前に突き出した恰好

で、エアコンの効いた部屋でパソコンやスマホやテレビ

などを見過ぎていたりしていると、長時間同じ姿勢を長

年続けていることで、目の酷使・血行不良から肩こり首

の痛み・背中のこり・頭痛・耳鳴り・胃炎・ストレス・

睡眠不足・無気力などの症状につながります。



コンピュータ機器の使用に伴い生じた問題の国の調査で

は、次のことを訴える者が増えたとの報告です。

目の疲れ      22.7%

肩こり等身体的疲労 18.6%

精神的ストレス    6.9%

環境面での苦情    4.1%



また、コンピュウター機器の画面を凝視している人に絞

れば「目の疲れ・痛み」を訴える割合は90%以上との

報告もあります



子供世代でも、小学生からのプログラミング教育や、通

学・塾通いの電車の中でのゲーム機・スマートフォン・

電子書籍に熱中する姿が普段に見受けられます。

ますます目の酷使が避けられない時代です。



生活の中でも近くを見るものが増え、視線を動かして目

の焦点を合わせる必要から、眼球内側の水晶体を調整す

る毛様体筋と、眼球外側の眼球を動かす外眼筋の負担が

増えてきております。



毛様体筋・外眼筋に流れる血流が阻害されて、目が疲れ

頭痛や肩こりなどの原因になると考えられております。



加齢により40歳頃から老眼が始まり、涙の分泌量が減

少することでドライアイにもなります。



老眼はピント調節機能の衰えが原因で、ドライアイはパ

ソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の凝視やコ

ンタクトレンズの使用等による眼精疲労が原因です。



目の焦点を調整する視神経の機能は、自律神経にコント

ロールされていて健康状態や精神的ストレスに影響され

やすく、目の酷使による眼精疲労からドライアイやVD

T症候群に進展すると考えられております。



VDT症候群は眼精疲労や視力低下から、身体や精神に

影響を及ぼす疾病で、重症化するとうつ病に至ります。



目の酷使が避けられない仕事上や勉学上の必要からは、

眼精疲労を極力蓄積させないことが大切です。



その後のドライアイ治療には、診察と点眼薬の投与を受

けに、定期的に通院しております。



世界的に高い水準にある日本の医療環境にあって、この

世に生を受け命はてるまで生きて行くには、前進するの

みの途中で身体をそこね、身にしみて気付いたことは健

康の有り難さでした。

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