平成11年3月に心筋梗塞で経皮経管冠動脈形成手術を受けて以降、心臓
への負担を減らす上から血圧抑制剤の服用を続けておりました。
平成24年1月頃から土地の境界確定請求事件の訴訟相手から執拗な嫌が
らせを受けて、ストレスから血圧がしだいに上昇し始めておりました。
平成20年2月の血管新生治療入院時の血圧と、平成21年7月大腸癌治
療入院時の血圧との平均値は上(収縮期)118mmHg、下(拡張期)70m
mH g、脈拍数73bpm、の至適血圧でした。
平成22年1月~平成24年1月の通院時の平均血圧は上146mmHg、
下79mmHg、脈拍数73bpmと高くなっておりました。
病院の血圧指数分類(上限値)は次の通りです。
至適血圧 上120mmHg/下 80mmHg
正常血圧 上130mmHg/下 85mmHg
正常高値血圧上140mmHg/下 90mmHg
Ⅰ度高血圧 上160mmHg/下100mmHg
Ⅱ度高血圧 上180mmHg/下110mmHg
Ⅲ度高血圧 上200mmHg/下120mmHg
心筋梗塞者 上130mmHg/下 80mmHg
血圧指数分類からⅠ度高血圧に相当することから、平成24年1月14日
に大学病院循環器内科外来で診察の結果、高血圧症と診断されました。
医師の説明によれば血圧は季節によっても変化し、冬は血圧が上がりやす
くなる季節で寒さを感じた時に交換神経が緊張して血管を収縮させ、血液
の流れる量を減らし体から熱が奪われるのを防のです。
血圧は心臓が送り出す血液の量と血液が流れる血管の太さによって決まり
ます。
細く通りにくくなった血管に同じ量の血液を流そうとするために血圧は上
りやすくなるのです。
脳卒中や心臓病の原因の1つが高血圧であることを考えると、脳卒中や心
臓病の予防のために血圧が上りやすい冬場は特に注意が必要です。
屋内から屋外へ出る時にも寒暖の差から血圧の上昇が見られます。
入浴の際の薄着で寒い脱衣所に入る時にも血圧の上昇が見られます。
手足の一部を冷やすと短時間の内に血圧が上がるという研究もあります。
たとえ短時間でも冷たいものに触れていたり、寒さの中で我慢することは血
圧に良くないことです。
最近の新聞報道によると家庭の浴槽での溺死者数は2004年~15年の
12年間で4万8千人に上ることが消費者庁の集計で分かりました。
内65歳以上が全体の約9割を占めております。
原因の1つはヒートショックと言われる、寒い脱衣所で服を脱ぎ、すぐに
熱い湯につかると血圧が急変し脳出血や脳梗塞・心筋梗塞を引き起こし、
意識を失うなどして死に至る危険があるとのことです。
持病のある高齢者は特に注意が必要で、入浴前・後にコップ1杯の水分補
給が提唱されていおります。
冬場の対策として、脱衣所に暖房機を置くことや入浴前に浴槽のふたを開
け湯気やシャワーで浴室を温めておくことが有効とのことす。
42度以上の湯温ですと血圧・心拍数・エネルギー消費量などの影響から
発汗で血液の粘性が高まり、血栓が出来やすくなります。
高湯温は出来てしまった血栓を溶かす防護機能も低下させ心筋梗塞や脳梗
塞を招く危険があります。
最初の3分間が危険でぬるま湯で半身浴をし、その後追い炊きし39~4
1度の湯温で長くても10~15分以内にとどめた方が良いといわれてい
ます。
高血圧治療は薬物療法になり、医師の指示通りに薬の服用を続けてきまし
た結果、現在では至適血圧内に収まっております。
その後も定期的に血圧測定と投薬を受けに心筋梗塞の診察に併せて、3か
月置きに通院しております。