平成30年10月初頃の夕方野菜炒め調理中に水気による油はね水敵が右
眼に飛込み一瞬痛みが走りましたがそれ以外は異常を感じませんでした。
10月6日になり右眼が霞み掛かっているのに気付きドライアイ掛かり付
け眼科医院で診察を受けた結果、網膜動脈分枝閉塞症と診断されました。
網膜動脈分枝閉塞症とは医師の説明によれば、網膜に血液を送る動脈が詰
まり、その箇所から先の細胞は死んでしまい視覚が失われてしまいます。
網膜動脈が閉塞する原因は大要三つあります。
①網膜動脈に動脈硬化が起きて血管の内径が狭くなっている状態で、血圧
の変動などをきっかけとして血液の固まりが形成されること。
②網膜動脈よりも心臓に近い動脈に動脈硬化が起きていて、何らかの拍子
にその血管内の血液や脂肪の固まりが血管内壁から剥がれ落ち、網膜動
脈内に付着すること。
③網膜動脈に炎症やけいれんが起きたり、あるいは血液成分や血流に変化
が起きて、血液の供給が途絶えること。
①と②は動脈硬化が原因で、加齢・喫煙・過食・運動不足などが影響して
肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症があると、それら互いに悪影響を及ぼし
動脈硬化は急速に進行してしまいます。
網膜動脈分枝閉塞症は、網膜動脈の枝の部分が詰まるもので虚血部位に相
当する視野が欠けるのです。
閉塞した網膜動脈は治療しなくてもやがて血流は再開しますが、網膜の神
経細胞が虚血状態に耐えられる時間は長くて1時間ほどしかありません。
この時間内に網膜動脈再に血流が再開しなければ、神経細胞は二度と機能
してくれません。
多数の人は急に目が見えなくなっても、緊急事態とは認識できず、眼科受
診までに数時間~数日経過してしまい、視力障害が残ってしまいます。
眼科医の診察では網膜動脈分枝閉塞部位が網膜焦点から幸い外れていたこ
とで、虚血部分の視野が見え無くなっても失明する迄には至りませんでし
た。
10月6日に眼科医からは、現在通院中の大学病院一般外科血管担当医師
宛に紹介状(診療情報提供書)を託されましたが、血管担当医からは血管血
流改善処置の全てを行っており処置無しとの返事でした。
その後、右眼に霞みが掛かっている状態は依然として残り、左目も物体が
二重に見え始めたことから、眼科医院で再検査の結果白内障と診断されま
した。
平成31年3月眼科医からは大学病院眼科白内障専門医師宛てに紹介状を書
いて頂きました。