(1)交通事故大腿打撲傷

20歳の春、オートバイ(ホンダ360cc)を運転して荷物を運搬中の事故
でした。
晴れた日の夕暮れ間近の時間帯に、交通渋滞の明治通りを日光街道と交わ
る交差点の1つ手前の赤信号交差点で一時停車していました。

信号が青信号に切り替わるや、早々に先頭を切って飛び出しました。
進行方向の前方交差点信号は赤で対向車は無くスピードを出して直進した
ところ、左側路肩に停車中
の小型貨物自動車が突然Uターンして来たので
す。

小型貨物自動車は前方信号が赤である内にと後方の信号が青信号に切り替
わったのを確認せずにUターンをしたものと思われます。

オートバイの走行速度は制限速度をオーバーしていたこと、小型貨物自動
車は停車中と見なしたこと、Uターンに気付いた時には急ブレーキをかけ
るとU
ターン車への激突は避けられないものと咄嗟に判断しました。

瞬時にスピードを最大限に上げ間一発にかけまして小型貨物貨物車の前を
通り抜ける行動を選択しました。

しかし道路センターライン付近で小型貨物自動車前部にオートバイ左側面
へ激突されてしまいました。

オートバイのガソリンタンクとの間に大腿部を挟まれオートバイもろとも

身体は対向車線側路面に右横転し、右脚膝を猛打して対向車線歩道淵まで
跳ね飛
ばされ、停車中の自転車に衝突して止まりました。

横転したオートバイの下敷きになった右脚をやっとの思いで引き抜き、そ
の場に座り込んだ直後に意識を失ってしまいました。
もしかすると意識が戻らないまま息絶えていたかも知れなかったのです。

意識を取戻した時は搬送中の救急車内でした。
病院に到着早々レントゲン撮影と救命処置がとられた結果、オートバイの
燃料タンクがつぶれたことで衝突時の衝撃が吸収されたことにより左足切
断を免れ、大腿部打撲傷と診断されました。

入院治療1週間ほどは、ベットで動くことも出来ませんでした。
動くことが出来るようになって、和式トイレでしゃがむことが出来ずに閉
口しました。

入院治療は半月に及び、退院の運びとなりました。
退院後、左大腿打撲痕は疼きが残り、正座が出来なくなりました。

加えて、冬の季節には足が冷たく感じて、疼痛がでるようになりました。

それ以外は、支障も無く、交通事故の記憶も年々薄れ、日常生活は平常に
戻りました。

初めて救急車で救急救命病院への入院でしたが、もしかすると交通事故死
になっていたかも知れないと思うと、命は何にも代えがたいものであると
実感し
ました。

救急車・救急救命士・救急救命病院・医師・看護師・付添介護人や医療ス
タッフには心から感謝しております。

今回の交通事故による入院で反省した点は、若気のはやる気持ちにまかせ
てオートバイのスピードを出し過ぎたこと、他車の行動を思い込み予測で
運転し
たこと、安全確認が不行き届きだったことでした。

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カテゴリー: 日記